31号全文掲載

故郷に誇りを 未来に夢を!

◆会報第31号「壱岐市」発足記念特集号をお届けします◆
  ▽・・・ふるさとの里山には熟柿が彩りを添え、錦秋の装いが 島全体を包み込むこの時期、望郷の念はさらに募ります。少年の頃、麦作りに、芋掘りに汗した光景こは幾星霜を経てもなお脳裏を去来する。いまでは壱岐でも、あの土の感触を肌で体験する子供が少なくなつているという。子供よ、土と遊べ、 と声を大にしたい。

  
…さて、今年度の東京雪州会総会は例年になく多くの参加を得、また故郷・壱岐からは県議を始め四町長 (一人代理)らにご出席いただいた。平成十六年三月には念願の 「壱岐市」 が誕生します。会報誌「雪州会だより」第31号も壱岐市発足 記念特集号として編集しました。

  
▽・・・特集号には金子県知事や壱岐四町長、各地の壱岐人会会長、壱岐とゆかりのある作家そして総理大臣の諮問機関で、平成の大合併を主導する諸井・地方制度調査会長らにご登場願い、地元の強い決意や温情あふれるメッセージを頂戴しました。ご多忙極める中、ご快諾、ご協力賜りました皆様に、 この誌上を通じて感謝と御礼を申し上げます。

  
▽…これも偏に 「壱岐市」 への熱い期待と愛着の現れであり、私達はその激励を肝に銘じ、新しい地域づくりに一層の 連帯感を強めたいものです。また会報には会員の方からもご寄稿いただきましたが、来年以降はさらに多くの方々の「想い」を綴っていただきたい。この会報が会員のための「情報広場」としての役割を担えればと考えています。

  
▽・・・長い歴史と伝統を誇る東京雪州会ですが、古き故に尊い、とはいえません。時代の風を感知し、一歩でも前進していきたい。同時に変わることのない故郷への思いを共有し、皆様と一緒に「親睦の輪」を広め、癒しの雰囲気を醸し出せる雪州会にしていきたいと思います。ご協力をお願いします。
               
(東京雪州会幹事長 牧山康敏)

ページ 題   目 投  稿  者
3 地域が結束する時代へ 東京雪州会会長 森谷 正規
4 新市「壱岐市」の発足に寄せて 長崎県知事 金子原二郎
5 地方制度調査会会長諸井虔氏に聞く 東京雪州会幹事長 牧山 康敏
7 心を−つにして 壱岐郡町村会長・石田町長 山口 銀矢
8 壱岐の特性を漬かす 郷ノ浦町長 長嶋 立身
9 未来へ羽ばたく壱岐 芦辺町長 白川 博一
10 多くの文化遺産を未来に継承 勝本町長 仲 茂
11 壱岐は私のこころの古里、素晴らしい自然を大切に 作家 高樹のぶ子
13 いま求められる松永翁の自主独立の精神と先見性 作家 水木  楊
14 観光や物産の振興等で協力 福岡壱岐の会会長 神田 賢一
15 出でよ!新しい“国手” 関西壱岐の会会長 井上 精房
15 大切な合併複のシミュレーション 中部壱州会会長 川元 忠治
16 活力ある東京雪州会を目指して 東京雪州会副会長 鎮守 次郎
18 壱岐の「郷土美術館」拝観と壱岐神社の例禦に参列して 東京雪州会名誉会長 後藤 圀丸
19 チヨットだけ奥の細道 東京雪州会理事 大久保芳勝
21 「モンド・セレクション」の大金貰を受賞して 東京雪州会顧問・玄海酒造社長 山内 賢明
23 NHKラジオ深夜便『日本列島暮らしの便り』を拝聴して! 東京雪州会顧問 坂江 博見
24 勝中相撲部全国大会出場。貴重な体験を人生の糧に! 東京雪州会会計・勝中OB 神田  仁
26 松永翁の伝記2種100冊を壱岐の中学・高校に寄贈 東京雪州会事務局
26 小金丸幾久氏が死去
27 今年の主な出来事
28 東京雪州会役員一覧