東京雪州会会計
勝中OB        神田 仁
勝中相撲部全国大会出場 貴重な体験を人生の糧に!









今年七月二十六日行われました長崎県中学校総合体育大会において、母校勝本中学校相撲部がみごと優勝し、県の代表として九州大会及び全国大会(北海道)に出場いたしました。勝本中学校の山川校長はかっての私の恩師であります。相撲舞優勝の連絡をいただき大変嬉しく感動すると共に、三十年ほど昔の私自身の駅伝出場のことがふつふつと思いおこされました。

 それは中学三年の長崎県大会。苦しい練習を重ね、長崎県大会出場を勝ち取り、選手六名がタスキをつなぎました。手前味噌ですが、アンカーとしてゴール直前で一人抜き、四位の結果を得ましたことは私にとりまして輝かしい青春の一ページです。その時の光景は鮮明に脳裏に焼き付いており、今でも思い出す度、内側からエネルギーがわいてきます。

 今回の選手たちは、将来この夏をどのように思い出す事になるのでしょうか? 出場までの稽古の日々、良いことばかりでなくつらいこと、悔しい思いも含め、すべてが人生の大きな糧となっているにちがいありません。 青少年の事件がとりざたされる昨今の社会状況を見るにつけ同じ年頃の子を持つ父親として、暗たんたる思いにとらわれます。これからの時代は、「どう生きたいのか」自分自身の頭で考え、柔軟で感性豊かな心、更にコツコツ積み重ねてゆく人間としての″強さ″がより一層必要だと思います。

 地縁に基づく漉い人間関係や美しい自然が豊富に残り、壱岐は健全な人間を育む土壌に恵まれています.。若者たちが、壱岐人としてのアイデンティティーを胸に、誇りを持って羽ばたいていくことを一先輩として応援しています。

 最後になりましたが相撲部の結果は、全国大会で決勝トーナメント進出の快挙。 「おめでとう!」 今後も朗報大歓迎、期待しています。全国大会出場に先立ち、山川校長とのご緑から東京雪州会会員の皆様にご支援のお願いをさせていただきました。多大なるご協力ありがとうございました。