諸国一の宮巡拝者をキッカケに
元冠の役敵味方鎮魂地球平和祈願

全国一の宮巡拝会世話入代表
入江孝一郎
(社団法人日本移動教室協会理事長〕
            モンゴル国大使館うごく

 平成13年(2001〕11月『全国一の宮御朱印帳」が出来てから全国一の宮巡拝をする入が7干人を超えました.中には交換留学生で来日していたアメリ力人ダスティン・キッドさんも、昨年12月23日出雲国一の宮出雲大社で全国一の宮106社を完拝しました,,そのとき、島根大学の教官の酒井董美教授(鳥取短大教授)も同行し、教え子に教えられて全国一の宮巡拝をはじめる決意をしました.

  壱岐国一の宮天手長男神社は、宮司が常駐でなく御朱印をいただくのか難所の一つで、壱岐の島まで渡った巡拝者は困り果てました.巡拝者が相互に助けあう「全国一の宮巡拝会」が動きました.その働きかけで、壱岐国一の宮の氏子会・有志が集まり、壱岐の一番のお宮に相応しいものにと応える気運が高まりました.来年3月には、壱岐島全体が壱岐市に誕生することが決まり、かつての壱岐国〔一支国)が現代の装いで実現するルネッサンスになります。

 昨年暮、天手長男神社の宮司・氏子・有志が集まって、「元冠の役敵味方鎮魂祭」から始めることが決まりました.そのことが壱岐国分寺に伝わり、同じく「元冠の役の敵味方供養法要」することになりました・蒙古来襲は、平成13年(2001)テレビ大河ドラマ「北条時宗」と記憶に新しく、弘安5年(1286)北条時宗(1251〜84)が、元冠の役敵味方供養のために鎌倉円覚寺を建立し、宋から招いた無学祖元を開山としました。古くから日本では神仏によって敵味方の御霊を鎮め供養をしてきました。

 壱岐国分寺は現在、
鎌倉円覚寺と同じ臨済宗であることも、不思議な因縁を感じます。壱岐国一の宮は、延宝4年(1676)3月平戸藩松浦鎮信藩主が、式内社24社の調査を国学者橘三喜に命じました。三喜は「壱岐国宗廟たりといへども、跡かたもなし」と嘆き、人を集めて薮の中をほらせ、神鏡1面・2座の石体を発掘・その地に石社を建てました。三喜が壱岐の延喜式内社査定をしてから12年後、元禄元年(1688)に物部鉢形の丘に松浦鎮信藩主が社殿を建立したのが今の本殿です。

 日蓮上人は、元・高麓軍に占領され「百姓等を、男をば殺したり生取にしたりし、女をば取り集めて手をとおして船に結いつけたり生取りしたりした。一人も助かった者はなかった。壱岐を攻め寄せたときもまた同じであった」と悲惨の状況を伝えています。それから元軍は松浦半島の沿岸の島々を侵しました。

怨みは怨みによって消えない
 平成13年(2001)9月11日、ニューヨーク世界貿易センタービルをはじめ、同時多発テロが起きました。その生々しい映像が放映され全世界の人々はそれを見ました。翌14年秋、サンフランシスコ講和条約発効から、日本は独立50周年を迎えました。当時旧ソ連などの日本分割案に真向から反対しましたスリランカ(旧セイロン)のジャヤワルダナ蔵相(当時)はブッダ釈尊の言葉を引用し、「人はただ愛によってのみ憎しみは越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない(法句経〕」と演説し出席者から感動と賛意をえて独立したのです。

 戦争がテロを拡大した今日、721年間、歴史の記録となった元冠の役の霊魂が、殻を破ぶるかのように壱岐国一の宮から動き始めました。神道から仏教、壱岐人の心に素直に伝わったのは、その霊魂が彷徨いから救いを求めようとしてしている目に見えない世界から、見える世界へ魂のメッセージが届けられたようです。

 全国一の宮巡拝会会員が、全国一の宮に足跡を残して書いた『一宮ノオト』・『日本六十八力国一宮巡歴記」の出版記念会が、
2月26日、新大阪ワシントンホテルで行われ、元冠の役敵味方鎮魂供養をする「壱岐ルネッサンス」が壱岐から来て発表されました。

 さらにモンゴル国大使館と連絡がとれ、モンゴル仏教最高寺院ガンダン寺八ンバラマ管長猊下が来日し、壱岐で元軍の霊魂に向かい初めて敵昧方慰霊供養秘法修することになりました。訪問記

モンゴルの宗教はチベット仏教(密教〕ということで、高野山伝燈妙大阿闇梨東山泰清上綱(徳川家菩提寺蓮花院住職)が全面的助力ずることになりました。場所は『魏志倭人伝』一支国の都という原ノ辻遺跡です。壱岐国一の宮天手長男神社、聖武天皇の勅命の壱岐国分寺、モンゴル国ガンダン寺・高野山密教による元寇の役敵味方鎮魂慰霊は、新たなる壱岐市(壱岐市誕生を前にした壱岐国のルネッサンス(復興)であり、その精神的基盤の上に21世紀を生きる地球共生が見えてきました
,

モンゴルの歴史
 モンゴル高原ができたのは約2億4000年前、南ゴビなどで出土する化石の宝庫といわてています。紀元前3世紀には匈奴が遊牧民を続一して国家を築きました。中国の万里の長城は、この騎馬民族に対処したものです。匈奴が分裂ずると9世紀までトルコ系遊牧民に圧迫され続けられました。1206年.蒙古の名を持ったモンゴル族、チンギスハ一ンが帝国を建設し.騎馬兵力を駆使して中国・朝鮮・中央アジア、ヨー□ッパの一部を征服しました。

 フビライハ一ンは国号を元とし.二度の元寇の役がありました。14世紀、中国に明が興隆するとモンコ'ルは群雄割拠の時代を向かえます。18〜20世紀初頭まで清王朝の支配を受け、1917年ロシア革命が起きるとソ連の後押しでモンゴル人民共和国が誕生しましたが.ソ連崩壊後、1992年新.憲法で議会制民主主義国家モンゴル国となりました。総人口約231万人.約4分の1が首部ウランバートルに住む,おもな宗教はチベットム教と遊牧民に伝わる原始宗教で.国民の多くは敬虔な仏教徒で、ゲルの中には必ず最上席に仏壇を置いています。原始宗教はアニミズム的なシャーマニズムで,生命あるものすべてを信仰の対象としています。

世界平和より地球平和を!
 ローマ法王をはじめ、世界の宗教家や多くの人々が、各土地で世界平和祈願をしていますが、一向に平和が来ないばかりか、むしろ戦争がテロまで拡大、その報復に怯えています。.戦争ばかりではありません。日々に起こる事件で、人が殺されない日がないくらい不安な日々で、人道が地に落ちたと嘆かれています。平和を祈ることは、大切なことですが、仏教で言う「利他の行為」のようにみられますが、よく考えると現世の人々の世界平和を願うこことは、自利の行為に当たります。凄惨な戦争で一家が死んでしまった霊魂は捨てられたままです。今回のように721年間、元冠の役で敵味方の死んだ霊魂は、歴史的記述となったままに何ら顧みられることはありません。壱岐での敵味方鎮魂供養は、われわれの知りえない恨みをもった霊魂が、怨霊となって救いを求めている道を開くものです。

 日本の神道の祖神崇敬、仏教の先祖供養をこれに当たるのでないかと、思いわれわれの知りえない見えない世界に目を開かせる行為で、まさに壱岐より始まろうとしています。

壱岐国ルネッサンス

古代壱岐国の地域に、来春、新しく壱岐市が誕生する。まさに壱岐国ルネッサンスである。

壱岐・対馬は、島であるが大陸文化の移入路として一国の重きをなしていた。

『魏志倭人伝」の邪馬台国は壱岐から始まるといわれる。

さらに、蒙古来襲では、戦場となり、占領され、敵味方とも惨絶なる状況の中に玄海の藻屑となった。

戦いがおわった弘安5年(1286)、北条時宗は、敵味方供養のため鎌倉円覚寺を建立し慰霊をした。

721年の歳月を経て、忘れられていると思われていたものが壱岐国ルネッサンスとしてよみがえった。

壱岐国ルネッサンスまえに、先ず、敵味方鎮魂と壱岐国一の宮天手長男神社で気がみなぎった。

その念いは、モンゴル国に伝わり、最高の寺院の管長が来島することになった。

モンゴル密教・日本の神仏あげて敵味方鎮魂・地球平和祈願行で、世界に発信することが実現した。

世界の何処かで、戦争紛争が絶えない世界、世界平和を祈っても戦争に脅かされている世界。

壱岐国ルネッサンスから発した敵味方鎮魂は、歴史として閉じられてしまった魂の救いである。

元冠の役敵味方鎮魂地球・平和祈願参列

9月16日(火)午前8時 元冠遣跡鎮魂めぐり

勝本町浦海岸(元軍上陸地)・火箭の辻・射場原・唐人原・タイノハル・千人塚・樋詰城跡(新城神社)芦辺町壱岐神社・碇石・千人塚・壱岐国分寺跡等をめぐる

モンゴル国ガンデン寺院ハンバラマ管長猊下・高野山伝燈妙大阿闍梨東山泰清上綱
鎌倉円覚寺塔頭竜隠庵太田周文和尚・両忘庵USA大木宗完和尚・壱岐仏教会(欠席)

9月17日(水)日午前11時原ノ辻遣跡展望の地

721年の霊魂を鎮める密教による国際的な修法「元冠の役敵昧方供養秘法・地球平和祈願」・モンゴル国ガンデン寺院ハンバラマ管長猊下・高野山伝燈妙大阿梨東山泰清上綱。
奉納舞 『卑弥呼」かなさきふみこ・献歌ミネハハ

9月18(木)日午前11時壱岐国一の宮天手長男神社

元冠の役の敵味方鎮魂・地球平和祈願祭 谷口正博宮司 同時刻に全国一の宮106社神前で祝詞奏上「元冠の役の敵味方鎮魂・地球平和祈願」壱岐国一の宮・全国一の宮巡拝会
 奉納舞『卑弥呼jかなさきぷみこ・献歌ミネハハ(怪我のため欠席)
壱岐国ルネッサンスポスター  長岡秀星「世界的デザイナー」制作稿桝寄准(平成15.8.10完成予定)
 平成11年(1999)10月5日御朱印を戴きに壱岐国一の宮に参拝し、有馬黎子さんと初めてお会しました。平成3年(1991)全国一の宮会を立ち上げた伊勢国一の宮椿大神社山本行隆宮司が、昨年8月1日他界されました。山本行隆宮司によって全国一の宮を意識するようになりました.それにともなって一の宮巡拝者の数も増えるようになり、百万人巡拝の大目標を掲げました。今回の壱岐国一の宮で、安心して御朱印を戴ける環境を願っての働きかけに、霊界から導かれた思いです。しかも神道・仏教、さらに国際的にモンゴル寺ハンバラマ管長猊下・高野山大阿闇梨による修法が行なわれるのは画期的なことです。

ポランティアというのでしょう
 モンゴル国に表敬に行くようになりました。、最初はささやかな願いから広がって、知らず知らずのうち国際的なものになってしまいました。・また、これに動かされる人々は、ずべてボランティアです。対価を求めず自弁で動き、モンゴルヘ行くのも自費です。モンゴルと連絡しなければと思うと、モンゴル大使との面会を約束してくれる人が現われてきます,.民間人がモンゴル国や最大の寺院ガンダン寺とスムースに連絡がとれた方が、むしろ不思議なくらいです。まさに神々の御加護によって生かされ ているとしか思えません。

 神様・仏様によってレールが引かれているその上を走っているようです。神仏に感謝するのは、己の欲望を捨てることです。.白紙にしておくと神力が素直に入るのを感じます。さらに壱岐で少年時代を過ごした世界的デザイナー長岡秀星さんが、時を同じくして日本に帰り、人生最後の仕事を残そうと日本に居を構え、その第一作として「壱岐国ルネッサンス」のポスターをボランティアで描きました。

 
『耶馬台国五文字の謎』(定価1800円)税別 移動教室出版事業局)
 壱岐島は知るほどに、古代日本を学ぶことができる不思議な島です。島でありながら一国になっていました.魏志倭人伝の一支国で、中国の文献に記載される最も古い国です。延喜式内社が24社もあり、月読神社は壱岐から出たといいます。知れば知るほど奥の深い所です。しかも島でありながら長崎県で2番目に広い平野があります。海と陸の収穫に恵まれ、古代朝鮮からの鉄の移入ルートになっていました。


 鉄を手にした耶馬台国の卑弥呼は、壱岐より北九州に版図を広げたと考えられます。原ノ辻遺跡がその鍵です。
『耶馬台国五文字の謎」壱岐は耶馬台国発祥の島だった”と埼玉県公立学校教師角田彰男氏が歴史推理小説を7月下旬に刊行(1800円税別〕。

 壱岐は意気が上がる壱岐であり、活き活きとする壱岐であり、殷代の遺物である太占(フトマニ)が対馬・壱岐にト占として漂着し、大和朝廷が玄海灘から占部をよんで科学としました,,壱岐人が奉じていた月読神を祀ったのが京都の松尾大社といわれます。壱岐には、まだまだ自然が残されている。竜神崎など自然と竜神がそのままの姿に残って、神話と史実が同居している面白い島です。


「壱岐国敵味方鎮魂世界平和祈願」参列の旅と壱岐・対馬一の宮巡拝
博多を起点として立案しましたが、東京・大阪等の出発も手配しますのでご相談下さい。

元寇の役敵味方鎮魂供養参加コース(参加費用76,000円)
 9用15日(月)13時 博多駅集含→筑前国筥崎宮・住吉神社→博多港→郷ノ浦港→壱岐泊
 9月16日(火)10時30分 壱岐国分寺〈元冠の役敵味方供養世界平和祈願・渡辺義道和尚〉

島内見学→壱岐泊
 9用17日(水)10時30分 原ノ辻遺跡(国特別史跡)モンゴル寺院僧侶敵味方慰霊修法→壱岐泊
 9月18日(木)10時30分 壱岐国一の宮天手長男神社〈元冠:の役敵味方鎮魂祭谷ロ正博宮司〉→壱岐泊

 9月19日(金)郷ノ浦港→博多港解散

壱岐国一の宮天手長男神社・対馬国一の宮海神神杜コース(費用65,000円)
 9月17日(水)13時 博多駅集合→筑前国筥崎宮神社→博多港→郷ノ浦港→壱岐泊
 9月18日(木)10時30分 壱岐国一の宮天手長男神社〈元冠の役敵昧方鎮魂祭谷口正博窟司〉→壱岐泊
 9月19日(金) 郷ノ浦港→厳原港→和多津美神社→対馬国の宮海神神社→対馬泊
 9月20日(士〕 厳原港→博多港解散

壱岐国一の宮・対馬国一の宮コース(費用 94,000円)
 9月15日(月) 13時博多駅集合→筑前国筥崎宮・住古神社→博多港→郷ノ涌港→壱岐泊
 9月16日(火) 10時30分壱岐国分寺〈元冠の役敵味方供養法要会渡辺義道和尚〉島内見学→壱岐泊

 9月17日(水) 10時30分原ノ辻遺跡(国特別史跡)モンゴル寺院僧侶敵味方慰霊修法→壱岐泊
 9月18日(木) 10時30分壱岐国一の宮天手長男神社〈元冠の役敵味方鎮魂祭谷口正博宮司〉→壱岐泊
 9月19日(金) 郷ノ浦港→厳原港→和多津美神社→対馬国
 9月20日(土) 厳原港→博多港 解散
 この件に関するお間い合わせ等は 一の宮巡拝会(事務局移動に伴い変更になりました)
〒666-0111 兵庫県川西市大和東1-13-10創房関宮(有)内連絡先
E-Mail::junpai @ sekinomiya.com
電話:072-791-5158
FAX:072-791-5159
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