山本行隆宮司の道しるべ


 

  中今に生きて 伊勢国一の宮 椿大神社宮司 
           山本行隆宮司著


 一の宮宮司による「全国一の宮会」結成時から、幹串長として一の宮巡拝への推進を勧めてきた伊勢国一の宮椿大神社第九十六代山本行隆宮司の書である。

 中今(なかいま)とは「一刻一刻のいのちを力いっばい発揮させ、人生を価値あるものにする」ことという。神さまに感謝し、生死の中に生きた戦中派の生きざまである。

 青春時代に最も過酷なニューギニア戦を体験。二二二八人の部隊中.生還者わずか十三人、壮絶なる戦争体験を綴った記録であり、「神ながらの道」を
禊行を通して実践してきた結果である。

 椿大神社の再建からアメリ力力ナダヘ分社建立から、さらに三万坪のアメリ力椿大神社建立と.誰もがなしえなかった日本の神道を異文化の中に根をつかせた。

 神様と気に直接触れる禊行とともに.「全国一の宮巡拝」複活させた。
いま一神教と一神教との恨みと恨みの甘堝のなかに地球がある。これを救えるのは、多神教の日本古神道と仏法であるといわれている。

 アメリ力か変われば世界が変わるといわれているときに、日本の神様すでに立たれている。アメリ力人もご朱印帳をもち一の宮巡拝している。(たま出版・2400円税別)