壱岐対馬慰霊の旅ご報告 水屋神社宮司 久保憲一
主催 日本真悟の会
共催 日本真悟の会福岡支部
    対馬・歴史顕彰事業推進委員会
協力 JR九州
共催 日本真悟の会福岡支部
    対馬・歴史顕彰事業推進委員会
協力 JR九州

  日露戦争が開戦となったのは明治37年(1904年)のこどでした。今年はそれから丁度100周年に当たります。わが国では戦争といえば大東亜戦争(第二次世界大戦)のことがよく言われますが、日本の今日を考えるとき、私たちはどうしてもこの日露戦争のことを考える必要があります。なぜなら、陸軍、海軍とも日本に数倍する戦力を持っいた大国ロシアと戦い、もしこれに敗れていたら、今日の日本はおよそ全く別の状態になっていたでしょうし、アジア・アフリカ諸国の独立はあり得ず、白人による世界の植民地支配が完成して恐るべき状況が現出していたことは間違いないからです。

  その意味で、日露戦争はその後の人類の世界を変えた歴史的大戦争だったのです。  日本真悟の会は、その意義を踏まえ、日露開戦100周年に当たる今年、この研修旅行を計画したのです。


  この研修旅行には西村眞悟代議士とともに70名の会員が参加、29日には「敵国降伏」で有名な福岡博多の筥崎宮にて福岡真悟の会の皆さんとともに慰霊祭、日露海戦あった対馬海域の船上での慰霊祭を挙行しました。30日には上対馬の日露友好の丘で地元住民とともに200名が参加しての慰霊祭を挙行しました。また、厳原では対馬市民を交えて300名参加の下特別研修会を開催、地元対馬の郷土歴史家・小松津代志氏神奈川大学教授・小山和伸氏、西村眞悟代議士の3名の講師から日露戦争に因んだ大変有意義な講演が行われました。その夜開催された懇親会には、松村対馬市長はじめ50名の対馬市の代表の皆様も加わって、盛大な歓迎を受けました。

    3日目の5月31日は、2班に分かれ、1班は元寇(蒙古襲来・文永の役・弘安の役)でも有名な壱岐を見学、もう1班は韓国・釜山に渡って、東郷元帥が率いる連合艦隊が待機していた鎮海湾を見学しました。

  地元対馬、壱岐の皆様やJR九州の皆様などの大変なご支援、ご協力をいただき、今回の研修旅行が大成功のうちに終了したことをご報告申し上げます。ありがとうございました。
   

※尚、第2回研修会は、9月4日(土)横須賀の戦艦「三笠」にて行いました。  

水屋神社の久保です。
 
 この四日午後一時過ぎり、横須賀港係留の軍艦三笠船上にて「日露開戦百周年記念慰霊祭」(日本真悟の会主催)を行います。
祭具一式をマイカーに積み、カーナビ便りに明日早朝出かけます。
 
御馴染みの京都・細野の神主中村重行さんが多忙のため、その弟さんやはり大阪・上新田天神社 宮司 中村暢輝さんが遠路かけつけてくださり、私の助務をしてくださいます。大変心強くうれしい事です。
 
中村暢輝さんは近々パラオへ慰霊祭に行かれるとか、先刻ぺリリュー神社へさざれ石を奉納させていただいき、慰霊祭をさせていただいた私にとってこれもありがたくうれしい事、戦没者慰霊をとくに生き甲斐にしている私にとり中村さんはまさに同志です。