それぞれの国の国旗に尊敬の念を
 

国旗のいわれ 日本の国旗

日本の国旗は日の丸といわれ、別名を日章旗とよばれるように、太陽をかたどった旗です。日の丸は古くから日本人が好んだかたちで、戦国武将の武田信玄や上杉謙信らが旗じるしにもちい、豊臣秀吉も日の丸の旗を船に掲げさせました。徳川幕府の終わりごろ外国から国交をもとめられ、国旗が必要になりました。そして明治3年(1870)1月27日、太政官布告という政府の通達で、日の丸がきめられました。国民の間で使われたのは、明治5年に「元旦を祝うため日の丸をかかげたい」という願いに政府が許可をあたえたのがはじめといわれます。こうして日の丸は日本の国旗として、しだいに人々にとけこみ、親しまれていきました。
島津斉彬 実行力で維新を導く
 テレビの篤姫ですっかり有名になった島津斉彬は、卓越した見識と実行力をもって明治維新を導いた偉大な先駆者であった。 薩摩藩主となって3年目、ペリーが来航し砲艦外交により幕府を威嚇、わが国は末曽有の国難に直面した。このとき斉彬は幕府が長年禁じてきた軍艦建造の許可を要請したが幕府はようやく許した。

 斉彬は直ちに蘭書の翻訳書をたよりに西洋式軍艦の建造に着手した。苦心の末、翌年暮れに完成したが、これがわが国初の西洋式帆船型軍艦「昇平丸」である。全長27b、大砲16門を備えた。斉彬は昇平丸を鹿児島から江戸湾に回航、船に老中始め幕府首脳、諸大名を招いた。人々はその出来映えに驚嘆した。

 斉彬はこの軍艦を惜しげもなく幕府に献上した。幕末の危機において最も重大なことは、日本を侵略、支配せんとしている欧米から自国をいかにして防衛し独立を守るかである。そのため、いま何が最も必要かを、斉彬は言葉ではなく実践をもって形で指し示したのであった。次いで斉彬は日本初の蒸気型軍艦「雲行丸」を完成、その後続々と蒸気型軍艦を建造していった。

 また斉彬は、昇平丸献上の際、今後
日本の船に掲げる総船印(国旗)が必要であるとして日の丸の旗を建議、幕府はこれを採用した。斉彬は日本人が一体となって進むこと、を強く願い、その思いを日の丸に託したのである。 (日本政策研究センター主任研究員 岡田幹彦)情報源:産経新聞 元気の出る「歴史人物」
戦後、わが国では、日本人として当然知っておかねばならない基本的なことは、教えられなかった。日本という国名は、どうして起こったのか「国旗」「国歌」の意味はもちろん「天皇」の意義、「国花」「国鳥」等について触れていない。これでは若者が海外に出て質問されても答えられず、「国際人」として恥をかく。そこで新日鉄能力開発部が「日本・その姿と心」という必携書を発行した。戦後の教育に対する痛烈な反証と言えよう。【子供に責任はない】

これから日本は、ますます、せかいの国々と交流が盛んになります。外国と仲良くするためには、まず、相手の国々を正しく理解することが必要ですその国の成り立ちや歴史、宗教、そして国旗などを知ることが大切です。とくに、外国では自国の国旗に誇りをもち非常に大事にしています。国旗を乱暴にあつかったり、破ったり、誤った取り扱いをすることは、相手の国を大変侮辱することになるので、注意しなければなりません。国旗に対しては、敬愛の気持で接することが大切です。

国旗の掲揚の仕方
 (1)家で日の丸を掲揚するときは、家に向かって左側に立てます。
(2)日の丸2本併楊するときは、同じ角度で左右に立てます。また、日の丸を交差して立ててもかまいません。
(3)高いビルの窓や、マンションのバルコニーから日の丸を掲揚するときは、旗竿を水平に出して旗をたらします。
(4)弔慰を表わす半旗をけいようするときは、旗を一度旗竿の上まで上げてから二分の一の高さまで降ろします。冠頭は黒布でつつみます。
(5)日の丸と外国旗を併楊するときは、外国旗を左、日の丸を右に立てます。また、交差する場合は、外国旗を手前にして右から左へ、日の丸を左から右へ立てます。
(6)国旗を壁に掲げるときは、二カ国の場合は、壁に向けて外国旗を左、日の丸を右にします。
(7)三カ国のときは、日の丸を中央にして、外国旗は国名のアルファベット順に壁に向かって左から右とします。
(8)四カ国以上の場合は、日の丸を含めてすべての国旗をアルファベット順に左から右へ並べます。
国旗を掲揚するときの注意
アメリカの国旗を壁に掲げるときはカントン(星の部分)が左上になるように裏を返して掲げます。屋外での国旗の掲揚は、日の出から日没までです。国旗は旗竿の最上部まで上げます。旗が地面につくように掲揚してはいけません。雨の日に屋外で、国旗を掲揚してはいけません。汚れたり破れた国旗を掲揚しないようにしましょう。国旗は国を代表する尊厳な標識です、大切に扱わなければなりません
アメリカの幼稚園や小学校で、今日も毎日、子供たちは胸に手を当てて
次の「忠誠の誓い」を唱えさせられているのだ
【日本人の家庭でも滞在中、自分の子供がそれをやらせられた
経験があるであろう】

I pledge allegiance

to the flag of the United States of America,
and to the Republic for which it stands,
one nation under god, indivisible,
with liberty and justice for all.


私は忠誠を誓う
アメリカ合衆国の旗へ
そしてその(旗の)表象する共和国へ
神の下に分れたることなき一つの国家へ
すべての人に自由と正義を与える(国家へ)

「日の丸」記述のモデル
「日の丸は、我が国にふさわしい国旗です。我が国は昔から、「日出ずる国」とか「日の本の国」とかいわれてきました。「日本」という国の名前も、そこから起こったものです。その日本の旗「日の丸」の中央にある赤い丸は、太陽をあらわしています。すべての物を平等に育む大陽は、また私たち祖先が、信仰の対象にもしてきました。赤い丸は、国民の赤誠(まごころ)を示したと言う人もあり、国家の団結を表したと言う人もありました。白地は純潔とか潔白を意味し、昔から清潔を尊ぶ日本人の性質にぴったりしているともいわれてきました。「日の丸」は、世界各国の国旗の中で、もっとも単純な美しさを持っています。私たちの祖先が国旗を大切にしたように、私たちも大切にしましょう。【名越ニ荒之助】