メッセンジャーたち
西土の牡丹で活性化を・・・・!
韓国に、中国に、これらインフラを利用して自由に倭寇のように行けたらいいなあ!
再認識しようと初めて企画された。当日は同会会員はじめ、森林組合、県壱岐振興局、市の担当者も参加。
芦辺町ハ椿山神社の幹周り約四甘のマキや美濃の谷神社にたたずむサクラ、西福寺に広がるヤエザクラなどを観賞して回った。特に筒城小学校にある壱岐ヤマザクラ・通称「筒城」や、沼津中学校のテニスコート脇にある通称「白翁」では、.ほぼ満開を迎えた見事な姿が目をひいた。市岡会長,(80)は、「筒城、白翁のほか、大谷(郷ノ浦)、栄光(芦辺〉の四本を大切に残していきたい」と語った。
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県「政策提案@プロジェクトA」優秀賞
[『女牲の視点と食を活かした壱岐島の振興』
県壱岐振興局(旧壱岐地方局チーム)
県の政策提案事業「政策提案@プロジェクトA」で昨年度優秀賞に選ばれた壱岐島振興チームーリーダー・市壱岐島振興推進本部観光商工課観光しまづくり推進班係長・楠本雅一氏(35)=。その楠本氏に提案内容について聞いた。同チームは楠本さんはじめ、総務課、壱岐農業改良普及センターの二十〜四十歳代の男性四人、女性三人の職員で組織。いずれも有志の参加。
同チームは、来春に迫る埋蔵文化財センターと一支国博物館の開館を契機に、交流人口の増と本市の魅力アップ策を研究。本県の宿泊旅行者の六割を占めるとされる女性の視点に着目、「女性の視点と食を活かした壱岐島の振興」の切り口で、
@ヘルスツーリズム
A食の魅力創作発信
B歴史と伝統の活用
C魅力満載情報発信の四点を金子原二郎知事ら幹部に提案した。
調査は福岡、佐賀、長崎の女子大生、福岡市立病院の女性職員と女性に絞り意見交換を行い、意見を集約。「イルカなどの動物と触れ合ってみたい」や「スピリチュアルなものに惹かれる」のほか、「もっと印象に残るPRが必要」とか、ストレス解消法として「中身が入った焼酎のビンを割りたい」というきたんのない率直な意見もあったという。そのほか、全国唯一の公的断食食事療法専門施設・五色県民健康村や神話ツアー「沼島・国生みツアー」がある兵庫県淡路島を視察し参考にした。
「疲れる」から「癒し」の旅へ
@のヘルスツーリズムのテーマは「疲れる旅から癒しの旅へ」。具体的には
▽照葉樹林をウォーキング
▽山野草、海草を活かした薬膳風料理
▽大絶叫大会の開催の三つから構成される。
心身の健康、病気予防、体質改善など近年のトレンドを狙った企画で、楠本さんは「薬膳風料理は市内に山野草を研究している人たちがおり、その方々の協力が不可欠」と話す。
焼酎の活用
Aの食の魅力創作発信は、ランチプレートの創作と焼酎の活用を提案。長崎のトルコライスを参考に、「壱岐には牛肉やウニなどの特産があるが、高価で手が出ない。量を抑えることで質を落とさず単価を抑えられれば」と思いついた。
壱岐牛とウニをメインに季節物を加え、一人千円から千五百円程度が目標という。まずはモデル店を設けてアンケートなど実施しデータを蓄積する。焼酎の活用は,"焼酎風呂"に"焼酎スイーツ"。風呂は焼酎の絞りかすを温泉水に加えたもので、アミノ酸を含み美容に効果的。鹿児島では芋焼酎で行われているとの話も。スイーツは焼酎プリンや焼酎ボンボンで大人向けの味付けで仕上げる。どちらも酒を飲めない人も"麦焼酎発祥の地"を味わうがテーマ。さらに「地元では当たり前のものが観光客には珍しい。地元の人に郷土料理を再認識してもらう料理コンテストの開催もいい」とアイデアは膨らむ。
壱岐にしかないもので差別化を
Bの歴史と伝統の活用は、スピリチュアルツアーの実施。"目に見えない御利益"を与えてもらうツアー。「子宝・安産祈願」や「金運開運祈願」などテーマに沿ったルートを設定し、マップの作成を提案した。楠本さんによると、本市には神社庁登録の神社が百七十二社、そのうち延喜式神名帳に記される延喜式内社二十四社、さらに明神神社が六社あり、「県内に明神神社は壱岐、対馬しかなく、他の地域と差別化できる」と話す。
インパクトで勝負
「宣伝と掃除しかしません」。楠本さんが断言する四つ目の魅力満載情報発信は、一支国宣伝隊の結成。壱岐のためならボランティアもいとわない人により壱岐の宣伝活動に特化した集団を結成し、月に一回程度、博多の繁華街にターゲットを絞り込み知名度向上を狙う。宣伝は"ウニ解禁"など旬のテーマを一つのみにする。宣伝後には清掃もして帰るというアイデア。宣伝テーマを絞りインパクトで勝負する。
市民の理解、協力が不可欠
楠本さんは「関係機関と協力し、でぎるだけ既存のものを使い実施する方がいい」とし、意見交換ではどの大学も協力の意思を示した。中には壱岐の方言を研究した学生もいたという。
研究対象になるだけの魅力を兼ね備えた島にあり、「地元住民が関心を持たなければ根付かない。理解と協力が不可欠」と楠本さんは強調。観光活性化には"新たに設けるもの"の活用に加え、"もともとあったもの"を再認識し、光を当てる大切さを訴えた。(記・立場川大侑記者)
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情報源:壱岐日報、イラストレーター中島光教氏、長岡秀星氏、東京渡良会、画家:故坪井賀子氏、濱英二氏。