漫述 |
佐久聞象山が自作の大砲を試射砲身が破裂し大失敗のエピソード 11月 上総 信濃・・氏藩士で兵学者の佐久間象山(41)が、姉ヶ崎(千葉県市原市)で大勢の見物人が見守るなか、自作の大砲の試射を行った。 初めのうちは好調だったが最後の発射で砲身が破裂、多数のけが人を出した。巷では大砲を打ち損なってべそをかき後の始末をなんとしょうざん、と皮肉たっぷりにうたわれた。 象山は、幕府代官江川太郎左衛門に西洋へ医学を学び、1850年から江戸深川の松代藩邸で砲学の教授を始めた。この年5月に、江戸木挽町に砲術の塾を開いた。入門者が120人におよんだため、評判を聞いた松代藩からの依頼で大砲を鋳造し、今回試射となったものである。象山は勝海舟・吉田松陰・河井継之助らを育て、のちに公武合体・開国佐幕の策士として活躍する。 コメント:このころの心境を詠ったのであろうか???。 |