日本神話の「真理」:わが古代先祖は大宇宙の深遠な理を国家の原点にすえて国家を創成してくださいました。

出雲井晶さんの神話伝承館のことは知っていたが訪問はしていなかった。このたびの講演でご高齢ながら話される一語一語に先生の心の叫びを感じた。巡拝会の心に通じるものがあります。下記の趣意書に目を通され、無私の活動の意味を深く考えたいものです。この本も講演参加者全員に無償配布されました。感謝とともに、何かを・・・。と念じつつ!。

・・平成17年2月27日、神奈川講演会に参加して・・
































昭和21年9月27日、天皇様は、マッカーサーをおたずねになり申されました。「私は、国民が戦争をなしとげるにあたり、政治、軍事、両面でおこったすべての決定と行動に対する全責任をおう者として、私自身を、あなたの代表する諸国の、裁きにゆだねるために、おたずねした」・・・・

「・・・・明らかに、天皇に帰すべきでない責任まで引き受けようとする。この勇気にみちた態度は、私の骨のズイまでもゆり動かした。・・・」

天皇様は、仰せられました。「国民は飢餓に瀕しています。米国に食糧援助をお願いしたい。ここに皇室財産の有価証書類をまたおめて持参しました。その費用の一部にあてていただきたい」と。大きな風呂敷づつみを差し出されました。

マッカーサーは、陛下に抱きつかんばかりにして、お手をにぎり。「私ははじめて、神のごとき帝王をみた」とのべたとは、奥村通訳官の話です。しかし、この会見の内容は、極秘というお約束でありました。・・・・

「数千年の世界歴史の中で、民族の興亡はくりかえされた、その中で、国民を庇って、自分の命を捨てようという君主はいまだかってなかった」と、マッカーサー元帥は、「感動のあまり陛下に抱きつき、キスするところだった。戦後の日本の幸福にもっとも貢献したのは、天皇陛下なりと断言するに憚らない。

・・・・・天皇様は法律的次元よりはるかに高い、倫理的道徳的(人間としての誠の道)、責任をお取になったのでありました。・・・・マッカーサーの観た、神そのままのお姿であったのでありましょう。天皇様は常に、己を空しくしてすべてのものと一つになろうとする努力を惜しまれなかったのです。万事、万物のうちに目に見えない神の命を視、大自然を観じられたのでありました。透徹した和の心を行じられたのです。・・・・
ページ114から17

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『この年のこの日にもまた靖国のみやしろのことにうれひはふかし』

(昭和61年8月15日)
『やすらけき世を祈りしもいまだならずくやしきもあるかきざしみゆれど』
(昭和63年 全国戦没者追悼式)

・・・・私たちが、次の世代にのこす一番の贈り物は、物でも、お金でもありません。
悠久の昔から、地球上の、すべての人々の幸せを希(ねが)われる「天皇さまいます国」の日本人である悦びを知らせることです。自分のうちに、その、すばらしい血が、DNAが流れていることに感謝する心を伝えていきたいものですね。また、昭和天皇様が御身のいのちと引きかえにご聖断を下されてなかったならば、日本という国は消えていたか、地図の色が三色か四色にかわっていたかもしれな
いことも。・・・・
ページ119〜120

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