明治神宮の離脱確定へ
    神社本庁と協議は継続
明治神宮束京都渋谷区)が神社本庁から離脱を申し立てた問題で、東京都は二日、申請のあった明治神宮の法人規則改正を認証した。改正は、全国約八万の神社を束ねている神社本庁からの離脱を内容とするもので、登記が済み次第、離脱が確定する。

全国屈指の参拝者数を誇り、財政面などで神社本庁を支えてきた明治神宮の離脱で、神社本庁の活動に少なからぬ影響が出るとみられる。
  ただ両者は、全国の神社関係組織から離脱撤回を求める決議などが多く上がったことを受けて、関係修復に向けた協議機関をつくることで合意している。協議しだいでは、一定の期間を置いた後、明治神宮が神社本庁に帰する可能性がある。明治神宮では四月末の役員会で離脱の方針を決めていた。理由は「将来的な運営を考えた上での関係見直し」としか説明されていないが、神社本庁の指導姿勢、運営負担金、人事などをめぐる長年の不満や見解の相違があったとささやかれる。

http://www.ichinomiya.gr.jp/web/index.html