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かぞえうた・・・無邪気に遊んだ”お手玉かぞえうた”。 内容は地方によって異なるという。 (昭和12年生まれの人の記憶から・・東北地方石巻) 1) いちばんはじめは・・いちのみや(一の宮) 2) には、にっこう(日光)のとうしょうぐう(東照宮) 3) さーんは、さくら(佐倉)の宗五郎 4) しはまた、しなの(信濃)のぜんこうじ(善光寺) 5) いつつは、いづものおおやしろ(大社) 6) むーっつ、むらむら、ちんじゅさま(村々 鎮守様) 7) ななつは、なりたの(成田)おふどうさん(お不動) 8) やーっつ、やはたのはちまんぐう(八幡宮) 9) ここのつ、 こうや(高野)のこうぼうさん(弘法) 10) とーおで、 とうきょう(東京)、せんがくじ(泉岳寺) これまで、しんげん、かけたのに・・・なみこの病気は、なおらない。 武男が、戦に行くときは、しーろい、しーろい、まっしろい、ハンカチ振り振り、 ねえ、あなた・・・はやくかえってちょうだいと・・・。ゴー ゴー ゴーと鳴る汽車 は、なみこと武男の生き別れ・・・。二度と逢えない汽車の窓・・・泣いて、血を 吐く、ほととぎす。
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