平成13年1月1日月曜日
一の宮 通 信  第14号
 尾張国−の宮真清田神社で   全国−の宮会総会記録作成
                一の宮関係者の使命は重い

 尾張国真清田神社で行われた全国−の宮会の総会の記録集成が、立派な小冊子となって同社から発行された。この総会は、−の宮市長、一宮市商工会議所会頭、同じく観光協会会長をはじめ、敦賀市商工会議所専務理事など、−の宮をとりまく、多くの賛同者の出席で賑わった。それらの全報告と、國学院大学岡田荘司教授の記念講演「−の宮の歴史と文化」の講演録が掲載されている。

 総会に参加できなかった人にも、「−の宮の歴史と文化」の講演全文は読みごたえがある。伊勢神宮御鎮座2000年の平成8年、伊勢国−の宮椿大神社で、結成以来初めて、−の宮神社を会場に臨時総会を開催した。この臨時総会で、連絡を頻繁にするため「−の宮通信」を発行することが決まった。そして、翌年6月は加賀国−の宮白山比口羊神社と、各−の宮持ち回りで総会会場となることが習慣づけられ、丹波国−の宮出雲大神宮、山城国−の宮賀茂別雷神社と、国々の神様のお力をえて、20世紀最後の年は、尾張国−の宮真清田神社で百名を越える参加者を集えて開催された。しかも初めて立派な記録冊子が関係者に配付された。

 その間、『全国−の宮御朱印帳』も完成し、それにつれて『−の宮巡拝会報』も発行され、参拝者に直接、−の宮巡拝をすすめることになった。まさに知らず知らずのうちに、多くの巡拝者が−の宮を巡拝するサイクルが動き出している。国々の−の宮のお膝元で総会を開催することで、目に見えない神様の神力が加わっていることを具体的に知らされている。

 御朱印をいただきにくる巡拝者に、社頭で直接会うのは神職である。巡拝者は神様のご意志を体して、苦労して参拝をつづけている。温かく神様の御前にご案内しなければ、神様に申し訳ない。全国−の宮会の、遅々ではあったが着実な動きによって理解できる。それは神様が仕組まれた神意のはたらきと感じられる。神職をはじめ、全国−の宮会の関係者は一層のご奉仕と巡拝者への気配りが大切である。


 

『全国−の宮御朱印帳』持参者        4010冊(平成12年12月8日現在)
 『全国−の宮御朱印帳』の既に頒布されている数が、上記の数である。この御朱印帳持参の方たちが、いま、全国にわたって、渦のような流れで各地の−の宮を巡拝し始めている。それが大きな流れとなることは、全国一の宮会の、遅々ではあったが着実な動きによって理解できる。それは神様が仕組まれた神意の働きと感じられる。神職をはじめ、全国一の宮会の関係者は一層のご奉仕と巡拝者への気配りが大切である。