木思石話

「最初に井戸を掘った人は忘れない」と中華人民共和国の要人は、古い中国の諺をつかう
▼平成三年、全国一の宮会を結成し、百万人一の宮巡拝を呼びかけ『全国一の宮御朱印帳』を機会に、巡拝会へと発展させた伊勢国一の宮椿大神社山本行隆宮司の功績は大きい

▼平成十四年八月一日、帰幽され一年祭がすぎたばかりなのに忘れられ、その組織だけが残り、世にいう『人情紙風船』
の如く、神様の仲立ちを職業とする人たちの集まりに、寒きものを感じる

▼春日大社お水送り神事が復活した伊勢国水屋神社から来年春に北畠具教・織田信長軍敵味方鎮魂地球平和祈願を
執行することが起き、不思議な神様のお導きである
▼「学校は死んだ」といわれてから久しいが一向に改善されず、子どもの教育を職業とする先生の一部に、その行状が報じられ、日本の精神世界は救いようのない状態で、肌寒く「これで良いのか」と誰しもが思うまさに日本の危機である

▼その脱出には日本人、一人一人が、今あるままその存在に感謝し、神様の「気」を感得することである

▼それには己を無くさねば神様の「気」が入りようがなく、全国一の宮巡拝の機会の時を自分でつくり、無心で巡拝を生涯つづけるうち道は開けていく。