北畠具教・織田信長軍
            敵味方鎮魂・地球平和祈願祭
          3月29日(月)伊勢国水屋神社執行


 目に見えない世界から導かれて、七百二十一年の歳月をへた壱岐島で「元冠の役敵味方鎮魂地球平和祈願」がモンコル国・日本国の神・仏、それぞれによっての魂鎮めが行われた。目に見えない力を信じない人が多い現代で、まさに画期的な出来事であり、二十世紀まで、戦争で殺戟が繰返され、故なく抹消された人々の魂が二十一世紀に救いを求める切ない願いの現れでもある。

 すべての物資が素粒子からなることまで、今日の科学は到達した。クオーク、ニュートリノ等の素粒子をもとに原子核を形成し、原子、分子に繋がり、結合した物資の中から約30億個という遺伝子の実体が解明された。その遺伝子はスイッチオン、スイッチオフがあることが実験されている。

 また、目に見えない世界に留まり宙遊している怨霊、幽子と呼ばれるものの働きがあることも科学的に明らかになろうとしている。神仏の世界・霊魂の世界がようやく科学的に見えてきたのである。古代から継承されてきた神道の鎮魂の儀式、先祖神崇敬、仏教の先祖供養は、理屈ではなく日常実行してきた。

 仏教伝来から長い神仏習合の時代をへて、日本人の文化を形成し根づいてきた。明治初年の神仏分離令は、千年もの日本の歴史を否定する行為であった。 二十一世紀になって、これらの犯した誤りを訂正する動きが、敵味方鎮魂地球平和祈願である。

 壱岐での票典・修法がすんで以来、同じ元冠の役のあった対馬から、また維新の奥羽越列藩同盟、モンゴル国でのノモンハン事件と、鎮魂を望む声が聞こえてきた。 中部フロック横井肇会員は、伊勢国の水屋神社で「北畠異教・織田信長軍の敵味方鎮魂地球平和祈願」を平成十六年三月二十九日(月)実施へと具体的に動き出した。まさに不思議な事であり、目に見えない力に導かれていると感じる。


春日大社お水送り神事 伊勢国 水屋神社
 赤桶(あこう)の里は、櫛田川に沿った和歌山街道の宿場で、水屋神社が鎮座している。奈良の春日大社の天児屋根命の安在所を干余年前祀った。大化四年(六四八)三笠山から須佐之男命・龍神(りゆうじん)姫命・櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を勧請(かんじょう)、和鋼三年(七一〇)興福寺東門院領「開伽桶の庄」となった。香肌峡の上流には奥香肌湖がある。

 水屋の大楠(県天然)
 社殿の真後ろに鎮座している御神木「水屋の大楠」は、樹齢千年といわれ、樹高35m、根回り29m、胸高周囲〓16.63mの巨樹、上の写真のような光りが現れ神霊のパワーが感じられる聖地。この御神木のほか、準じる巨樹が巨大な根をはり、樹々の枝に「むささび」が榎患している。人懐っこく、夕暮れ時になると現れ、この天地は植物・動物の生とし生きるものが、神と出合える場であり、「気」を感じる人は強く受ける。

 お水道り‖神事
 茶畑の中に「開伽桶の井」がある。貞観元年(八五九)十一月九日よりご神水を春日大社へ奉納、天正五年(l五七七)の織田信長伊勢侵攻の兵乱で中断していた。 「いにしへに たがおこなひし なごりとて 名にはおひけん 閑伽桶の里」と宣長。
四百二十五年ぶりに平成十四年十一月九日神事が復活した。