白川博一氏が三つどもえ制し再選果たす 開票は午後7時から壱岐文化ホール中ホールで始まった。9日までの期日前投票者数は5637人。10日は市 内30投票区で午前7時から始まり、午後4時の段階で当日投票率は47・78%(平成24年時は同時刻51・93%)と 、期日前と当日票を合わせて前回比より約4%低い推移となっていた。 午後7時35分の中間発表では、白川氏3NOO票、たけはら氏3NOO票、坂本氏2600票で、白川、たけはら両 候補が並ぶ票数となった。 午後7時42分発表の開票率78・73%時点では票に開きが出始め、白川氏5400票、たけはら氏4600票、坂本 氏4000票と、白川氏がじりじりと差を広げ始め、各選挙事務所の空気にも明暗が見え始めてきた。 開票率100%で結果が分かったのは、午後7時55分。白川氏が、たけはら氏に約3000票の差をつけ、当選と なつた。 当選が決まり支持者が詰めかけた芦辺町、住吉神社横の住吉へき地保健福祉会館は熱気に包まれ、白川 氏の「票の重さを受け止め、ただただ感謝の気持ちでいっぱいだ。今後は公約の実現に向けて邁進していく 。 この壱岐が全国430余りの有人離島の中で、最も素晴らしい島と言われるよう、より良い島を作り上げていく ため、全力を尽くしていく」などとする挨拶に、会場の熱気もピークに達し、白川氏と握手し、喜びを分かち合 う支援者が次から次へと続いた。 当日の有権者数は、男性1万505人、女性1万1958人、有権者数計2万2463人。有効投票数は、男性8307 人(79・08%)、女性9475人(79・24%)、投票率79。16%、投票数1万7782人となっている。 白川氏は施策に ▽「まち・ひと・しごと創生事業の強力な推進」として人口減少対策、雇用対策の推進 ▽「婚活事業と子育て支援」は、幼稚園児授業料完全無料化、第二子以降の保育料無料化、学校給食費の 負担軽減、中学校までの医療費無料化 ▽独居でも安心して暮らせるまちづくりとして「高齢者福祉の充実」 ▽「産業振興」は、冷凍施設の整備と農水産加工(6次産業)の振興、和牛100頭規模の繁殖経営育成、観光 客増加と商業振興、壱岐焼酎醸造倍増プロジェクト推進 ▽2人態勢・二次医療の島内完結とする「壱岐病院外科医師の充実」 ▽「4庁舎耐震化工事」の平成31年3月末までの完了 ▽「低酸素の島づくり」で、風力発電の推進及び道路高枝を資源とした木質バイオマス発電 ▽「実りの島壱岐の発信による誘客推進」は、古代から豊かな農水産物に恵まれ、大陸との交通の要衝とし て栄え、文明を生み出し実りをもたらし、神社など多数あるなど、壱岐を実りの島として情報発信する。企 業の社員研修やスポーツ合宿、神社祈願など、実りがもたらされることのPR ▽「福岡市との観光協定終結」をし、壱岐・対馬・五島・屋久島などが広域観光協定を結び、観光客の増加に つなげる ▽「ウルトラマラソンの開催」など、10項目のマニフェストを有権者に訴えて、支持を広げ当選した。 |