職・住・遊・憩 高次元で融合・・・夢のタワーに有数ブランド・・・の街”六本木” 
    

デザインの新たな拠点
 「新たなデザイン拠点」を目指す「東京ミッドタウン」には、世界に
日本発のデザノン・アートの情報を発信する仕掛けがなされている。 世界的な建築家の安藤忠雄氏らが設計を手がけ、デザノナーの三宅一生氏が運営する「21−21 DESIGN SIGHT」。ここはデザインアートの交流拠点として年2回の企画展をはじめ、デザインに関するさまざまなプログラムが開催される予定だ。また、「デザインから21世紀の日本を元気にする」ことを目的にした「東京ミッドタウン・デザインハブ」も開設される。世界5カ国6大学日本の産業やデザイナーとを結びつける「インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター」を設置。企業のデザイン能力の向上を月指す「産学協同プロジェクト」や、「デザインと産業を結ぶ人材育成」などの取り組みを展開していく。アートでは、昭和36年の創設以来、「生活の中の美」をテーマに幅広い展示・収集活動評価を高めてきた「サントリー美術館」が赤坂見附から移転。「21世紀の新しいミュージアムのあり方を具現化し、文化情報発信機能の一翼
を担う」と、規模を拡大した。 1月21日には、国内最大級の展示スペースを持った「国立新美術館」が近くにオープンする。上野の東京都美術館で行われてきた日本最大の公募展「日展」が、今年から国立新美術館で開催されることが決まった。六本木エリアは今年、国立美術館、サントリー美術館、六本木ヒルズの森美術館の「アート・トライアングル」が誕生し、「アートの街」の新たな歴史を刻む。

「東京ミッドタウン」の大きな特徴は、内外の選び抜かれた巨匠の"夢の競演"によってデザインされた建築物だ。全体計画の作成には、ニュー」ヨークの世界貿易センタービル跡地に建設中の.「Freedom Tower」を手掛ける米国の総合建築設計事務所「SOM」を起用。伝統的な「日本の庭園」をイメージし、「ミッドタウン・タワー」を宇宙を象徴する庭石に見立て、それを取り囲むビル群により、日本的な調和を表現しているという。各棟の設計には、安藤忠雄氏や隈研吾氏ら第一線で活躍する建築家が参加。「自然との融合」 「都市と緑を結ぶ回廊」といったエリア、用途に合わせてデザインされた商業施設や美術館など、匠の「才能」の響き合う多彩な表情をもつ建築物が、訪れる人の目を引きつけることだろう。 「都心の上質な日常」を基本概念とした商業ゾーンにも、東京ミッドタウン独特のこだわりが強く表れている。 開放的なガラスの天井が特徴の「プラザ」と、4層吹き抜けの大空間「ガレリアエントランス」で構成される2万2000平方bの商業ゾーンには、個性的な店舗が集積する。
 
ファッションでは、ニューヨークに続いて世界で2店舗目となる「プーマ ブラックストア トウキョウ」や、イタリアのニットコレクション「クルチアーニ」の日本初出店が実現する。
 インテリア・デザイン雑貨でも、無印良品を展開する良品計画の海外向けブランド店「MUJI」、北欧のデザイン家具、雑貨を集めた「ニコライバーグマンスム」など、内外の幅広い商品を提供できるショップ構成にした。
 「通常の商業施設に比べ、商業ゾーンの中での比率を高めた」 
(三井不動産)というフード・カフェや、レストラン・バーもこだわりの一つ。 スターバックスコーヒーとTOKY〇・FMのサテライトスタジオを融合させた「スターバックスコーヒートウキョウミッドタウン コンプレックス スタジオ」をはじめ、随所にカフエを配置。インド料理の伝説的名店「ニルヴァーナニューヨーク」の海外進出一号店をはじめ世界各地の上質な店舗も数多い。都心生活者が求めるエステや、英語で教える料理教室な どの出店も計画されている。(情報源:産経新聞平成19年('07)1月1日)