反日包囲網の正体 http://www.sesshuukai.com/HTML/AntiJPN.htm 日本に生まれて良かった ![]() ![]() 孫文を支えた日本人 孫文の孫 ![]()
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改善妨げるのはどちらだ (産経新聞 2016.5.1 主張から) 日中関係 2国間訪問としての日本の外相の訪中は、4年半ぶりだという。この機会に4時間余をかけ、両国外相が率直に協議した意義は小さくない。だが、日本や国際社会が中国に抱いている懸念の解消に、どれだけの効果があっただろう。印象付けられたのは、外相会談の冒頭、王毅外相が関係停滞の原因を一方的に日本に押しつけた場面だ。 中国は軍事力を背景に一方的な海洋進出を続け、関係国に脅威を与えている。それにほおかむりしたまま「歴史を直視し」などと日本に注文をつける。説教強盗のような態度は、真の関係改善の道を広げるものにはなりえない。 中国が南シナ海の軍事拠点化を進めていることに対し、日本は米国や東南アジアの周辺国などと連携し、反対の声を上けている。南シナ海は世界の重要な海上交通路(シーレーン)であり、軍事拠点化は国際社会全体にとっての脅威でもあるからだ。 それについて、中国は「邪魔立てするな」と再三、不満を表明していた。日本の余計な口出しが関係悪化を招いている、とでも言いたいのだろうか。停滞の真の原因は、南シナ海問題にとどまらない。 中国は「南京大虐殺文書」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産登録などを通じ、日本をおとしめる歴史戦の手いない。歴史を歪曲し、国際社会における日本の名誉や地位を毀損しようとしている。 岸田文雄外相は、冒頭の王毅発言に、直ちに反論すべきだった。相手はわざわざカメラの入った場面で発言した。そこで黙すれば相手の言い分を認めたとみなされ、国益を損ないかねない。 北朝鮮の暴走を阻止するため、両国がさまざまなレベルで連絡を取り合うことなどは欠かせない。今回、一定の意思疎通を図れたことはよかった。経済面では、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立をめぐる対立も大きかった。ただ、世界第2、第3の経済大国が反目を続けるだけでは、双方とも得られる利益を失う。 中国側は、岸田氏と李克強首相との会談にも応じた。外相同士の電話協議を拒んでいた時期より軟化したとも受け取れるが、会談の開催自体が目的ではない。何を相手に突き付けるかだ。 美しき 強き国へ 桜井よしこ 中国へ反論しないのか 岸田文雄外相に、王毅外相は北京で4月30日、ニコリともせずに言った。「中日関係は度々谷間に陥った」「その原因は日本側が一番よく分かっているのではないか」一方的な対日非難に等しい不遜な主張の王毅氏に、岸田氏は「両国外相の往来が途絶えていることは望ましくない」と、穏やかに返した。 居丈高になる必要はないが、日本外交はこんなことでよいのか。中国は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に慰安婦を登録するため、昨年5月、韓国、北朝鮮、台湾、フィリピン、オランダと連帯委員会を発足させた。彼らは今月末の申請締め切りをにらんでいる。日本の外相として、王氏に慰安婦などの歴史問題を公正に扱うよう、冷静にクギを刺すくらいのことはすべきであろう。 明星大学教授の高橋史朗氏が早くから警告してきた『中国人慰安婦日本帝国の性奴隷からの証言』(UBCプレス)の凄まじい内容を外務官僚は岸田氏に伝えたのか。中国がユネスコに提出する申請資料の核となるとみられている書で、すでにCNNやウォールストリート・ジャーナル紙などで紹介されている。 同書は、上海師範大学教授の蘇智良氏ら3人の共著で、英文で250ページ,余り。カナダのブリティッシュコロンビア大学、香港大学、オックスフォード大学の協力で出版された。内容は荒唐無稽だが、名門オックスフォード大学も出版に関わっているため国際社会の信用を勝ち取りやすい。 読めば、クマラスワミ報告を読むのと同様の暗澹たる思いになる。物語の非現実性と無残な描写は、日本人ではなくむしろそれを書いた中国人の精神性をよく表現している。日本人は政治家、外交官、一般国民まで、中国人の捏造を、知っておくべきだ。 「序言」にはいきなり15歳のリュー・ミアンフアン氏が母親の眼前で日本軍に拉致されたという以下の証言が登場する。日本軍は村人を一カ所に集めた。30歳前後の日本兵が「お前はとても美しい」と、彼女を引きずり出した。抵抗してひどく殴られた。3〜4時間歩かされ、日本軍の拠点に連行された。その日「数人の日本兵」に犯された。 娘を心配した父親が、飼っていたヒツジ全てを売り払い、銀貨100枚の身請け金を用意した。軍の拠点を訪れ、日本の軍人に叩頭(こうとう)して娘の解放を頼んだ。父親は通訳を介し、娘は病気だ、解放されて病気が癒えたら必連れ戻すとも懇願した。日本軍は金を受け取り解放に応じた。 このような話、日本軍が身請け金を受け取るなど逆立ちしてもあり得ないと、日本人ならわかる。身請け話が真実でなければ、日本軍が女性の美醜を吟味して直接連行したという、そもそもの事の始まりも真実かと疑うものだ。2面に続く 題字も櫻井よしこ氏、「美しき毅き国へ」は毎週月曜日に掲載します ![]() |