”新進芸術家文化庁推奨ウィーン留学” 濱画伯の激励歓送会開く 東京雪州会顧問 坂江博見 去る11月15日副都心新宿の東京大飯店にて、18時頃より東京雪州会(森谷会長)東京渡良会(蔵方会長)の共催で会員有志相集い、新進芸術家文化庁推奨ウィーン留学を期に、壱岐渡良出身の濱英二画伯の激励歓送会を開いた。本席には同行されるご子息と(23歳)、詩人としてご活躍の裕子夫人も、父上の三回忌法要の帰途の由、同席願い家族的雰囲気のもとの歓送懇親会が展開された。 我が故郷壱岐渡良から、日本的画家が誕生し、名声を馳せることは本人は勿論のこと、壱岐、引いては日本の誇りであり、宝である。特に同一の故郷壱岐を共有する者は、理屈は抜きにして出来る限りの支援を提供したいものだ。それは個人個々、物質的、精神的異なって当然のことである。優秀な人材を育成、支援の狼煙を揚げるには先づ、心の支えが、気持ちが大切ではなかろうか。松永安左衛門先生も、事有るごとに、伸びゆかんとする者の足を引っ張らず、常に支えることを肝に銘じよ、と、諭された。そして、この事が履行出来れば壱岐からも有用な人材が傑出する、と、とも。 偉人松永先生の教訓は遺言として、永久に不滅、脈々として生き続けている。 さて、本会は、友好の盃を酌み交わしながら、和やかさは何時しか壱州弁の輪となり広がってゆく。参集者一人一人が、親身溢れる壮行の言葉を一、二分に結集して贈る。潰さんは同郷の友のこの温かいメッセージに目を閉じ聞き入り感胸こ迫っている風情であつた。 潰さんの答礼に続き、息子さん、裕子さん母子の詩の朗読を聞かせて頂いた。お二人とも、流石、と、言うほかはなかったが、裕子夫人の詩の朗読は、故郷壱岐を離れて過ごす私達の心境を、この詩に託され深々朗々とした語りは、私の脳裏に迫り、今は亡き母の慈悲と重ね合わせ、感涙頬を優しく撫でるのでした。壱岐の潮は壱州人の行く跡何処までも見守り着いてゆく…、と。感動の詩に感謝の意を表したい。 最後に、漬さん一族を囲み記念撮影に収まり激励壮行会の幕を閉じた。濱英二さんの前途ので健勝と世界の画伯として飛躍されんことを祈るや切。 『情報源:壱岐日報っ平成17年11月25日(金)』 |