記念艦『三笠』小中生無料に 5月1日から日本海海戦[周年機に 日露戦争の日本海海戦でロシア・バルチック艦隊を撃破した戦艦で現在は記念艦となった 「三笠」を管理する財団法人「三笠保存会」は中学生以下の入場料を無料にすることが二十七日、分かった。同日の役員会で決めたもので、実施は五月一日から。今年は日本海海戦から百周年にあたり、同会は「小中学生の料金を無料にし、日本の歴史をもっと広く多くの人に知ってほしい」と話している。 記念艦「三笠」の入場料は小中学生二百円、高校生三百円、一般五百円だが、同会役員から「世界の歴史的な博物館ははとんど無料」と一律無料化の意見が出された。一方で国有財産であり、メンテナンスに一定の費用がかかることから、「せめて日本の将来を担う小中学生は無料にしよう」という意見で一致、役員会で最終決定した。高高校生以上の料金については据え置かれた。 同会は「日本海海戦百周年を機に、日本の近代史をしっかりと学んでほしい」と話している。 「三笠」は海戦百周年記念事業に合わせ、昨年十二月から大改装を実施し、昨年二月には展示内容を時系列別にまとめ「音声ガイダンスも加え、リニューアルオープンした。海戦勝利の五月二十七日以降には、音楽隊の演奏や海自護衛艦のライトアップなどの記念行事も催される。 (j情報源:産経新聞神奈川版H17.4.28) |