
あの人、この人
深江は農村として水稲をはじめ、煙草・ハウス栽培等篤農家は多い。特に紹介するとしても困難である。そこで視点を変えて地域社会に於いて活躍の人若干を紹介したい。笈を負って都に登った入は多い。現在活躍中で期待されている人、大成するであろう人も多い。その中で東京で活躍され最近物故された崎村テイ氏、現に活躍中の松坂直美氏を紹介し、その他は地域に住み活躍中の人で特異な方を紹介したい。
①松坂直美氏深江鶴亀触出身、東京都大田区に居住、明治四三年生。昭和七年に「山のあけくれ」「時雨する頃」いずれも古関裕而作曲のレコードでデビュー。爾来ペン一筋の生活に徹して来た人である。著書に児童劇集「お化け地蔵」、少女小説集「嵐に花は散らず」、詩リーフレット「花信」、伝記松水安左工門の世界「わが人生は闘争なり」等その他多数がある。
壱岐郡内で校歌として、三島小学校、沼津小学校、芦辺小学校、田河小学校、那賀中学校、田河中学校等がある。主な作品として玄海ワルツ、緑の牧場、夕陽の古戦場、ふるさとはネムの花咲く、玄海慕情、花ごよみふるさとの四季、淡雪の賦、芦辺町民歌、郷ノ浦町町歌、勝本小唄、アカシアの花等二、○○○余曲あり。
現在日本詩人連盟会長、日本訳詩家協会理事長、日本音楽著作家組合副委員長、日本音楽著作権協会評議員、東京雪州会名誉会長等で活躍中。故郷壱岐には屡々帰郷し、最近では平成七年七月二九日壱岐島開発総合センターに於いて、松坂直美歌謡音楽祭が、本人の出席を得て盛大に開催された。
|