長崎県人会

壱岐日報第4266号   平成17年(2005年)10月6日

「壱岐牛」に人気沸騰!長い列一
 東京の長崎県入会総会で
           東京雪州会幹事長
          牧 山 康 敏

  壱岐特産の「壱岐牛」に長い列ー去る九月二十八日夕、東京・千代田区の赤坂プリンスホテルで開かれた関東地区の長崎県人会総会および懇親会。当日は東京雪州会関係者を含め各地区の長崎県出身者四百二十人(過去最高)が参加して盛況を極めた。地元長崎から金子知事や県議会議長・県議・市長さらに県選出の国会議員ら来賓も多数参加した。

 総会に続く懇親会では郷土料理が所狭しと並ぶ中、壱岐牛のステーキ・コーナーにはいち早く人垣の長い列。「壱岐牛」と染め抜いたノポリも立てられ、来場者の目を奪う。長崎県東京事務所によると、壱岐牛は当日、予定を上回る二十キロが用意されたという。

 長い列を横目に壱岐牛の試食を諦める人も少なくない。壱岐産の筆者も「味見」でもと思い、覗いてはみたものの、列に並ぶ勇気も忍耐もなく退散を余儀なくされる始末。まあ、私はいい。ただ、折角の壱岐牛、口に出来なかった人達には、いつか、どこかで、と願うばかりである。

 長崎県東京事務所長の小野道彦氏は「大変な人気ですね」と舌を巻き、「これから関東地区でも壱岐牛を大いに宣伝したいですね」と力強い応援発言。ホームページでは壱岐特産品などをよく紹介してくれる行動派の頼もしい所長さんだ。壱岐芦辺浦出身で同事務所課長の篠崎靖氏も総会・懇親会を取り仕切る傍ら「壱岐牛の良さをもっとアピールしていきたい」と意気込む。東京の文字通り、ド真ん中の一流ホテルで我等の故郷・壱岐特産の牛肉がパーティー料理の「主役」となる。
あれ・・!もうない!
 例え、地元長崎県人の集まりとはいえ、壱岐畜産農家の皆さん、「壱岐牛」 の看板に誇りと自信を持ち、全国市場に向けて堂々と挑戦してほしい。、会場を回りながらそう感じたのは私一人ではあるまい。 折しも今年九月十四〜二十八日には東京の伊勢丹百貨店三店(新宿・立川・府中店) で長崎和牛「壱岐牛」 の本格販売キャンペーンを実施、好評だったと聞く。冬の歳暮ギフトとしての販売予定もあるという。楽しみだ。

 また当日の懇親会では壱岐市長賞として壱岐の麦焼酎を寄贈。さらに玄海酒造は例年どおり、今年も超特大瓶の 「益益繁盛 栄慶」 (麦焼酎)を賞品として提供した。抽選に当たった人はあまりの大きざと重さに自分一人では抱えきれずに「助け」 を求めて笑いを誘う場面もあり、壱岐特産品も懇親会場を大いに盛り上げたことは間違いない。心強い限りである。 (関東長崎県人会幹事)