ダライラマ:モンゴル国 ガンダン寺4年ぶりに訪問

平成18年(2006年)8月22日 火曜日(産経新聞)
 
ダライ・ラマがモンゴル訪問▼▼
 【ウランバートル=AP】チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が21日夜、モンゴルを訪れた。
同国訪問は2002年11月以来、約4年ぶり。首都ウランパートルのガンダン寺院では国内各地から僧侶が集まって受け入れ準備が進められた。同寺院前では市民が訪問を歓迎するボスターに見入っていた=写真(AP)約−週間とされる滞在中、ダライラマ14世は一般民衆や僧侶への説法を行う見通しだ。エンフバヤル大統領と面会するかどうかは不明だ。20002年の訪問時には中国が強く反発し、中蒙国境をまたぐ鉄道の運行を2日間にわたって停止するどした。

コメント:”恨みは 恨みでは消えない ただ、慈悲・愛により恨まないことで解決する”という壱岐国ルネッサンスの心をノモンハン事件敵味方犠牲者の慰霊・鎮魂祭,時にガンダン寺に寄進・蔵の長岡秀星氏作の壱岐国ルネッサンスポスター原画に目がとまるであろうことを念じてやまない。
http://iki.sakura.ne.jp/ichinomiya-junpaikai/HTML/Genga.htm
      uchujin

モンゴルはさみ 米中”神経戦”

相次ぎ軍事演習
 【北京=野口東秀】中国国営新華社通信は引日、中国とカザフスタンが24〜26日の間、両国国境周辺で反テロ演習を行うと伝えた。これに先立ち、米国はモンゴル国内でインドなどとともに国際平和維持活動のための合同訓練を行っている。中国側は「米国がモンゴルを引き込もうとしており、対中包囲網の形成だ」 (中国紙)と警戒を強めており、モンゴル・中央アジアを舞台に、米中の”神経戦”が展開されている。 モンゴルでの演習は「ハーン・クエスト(王の遠征)2006」と名づけられ、11日から24日までの日程で行われている。
 米国、インド、モンゴル、タイ、バングラデシュ、トンガ、フィジーが参加、米国が演習費用を負担する形で、約1200人の兵士が訓練を行っている。 米国のロドマン国防次官補は3月、中国の軍事的台頭に対してアジア周辺諸国との軍事協力を強化する考えを表明しており、北京の西側軍事筋は「対中牽制の狙いは当然ある」と指摘した。
 こうした米国の動きに、中国紙、東方今報(電子版)は、「日本〜台湾〜インド〜モンゴル〜中央アジアによる対中包囲網」 「米国にとり、モンゴルは中露の電波信号などに対する偵察能力を高めることができる位置にある」などと、警戒を強めている。
 一方、中国とカザフスタン両国の演習は、新疆ウイグル自治区伊寧市とカザフスタンの国境付近で行われ、同自治区で活動する分離・独立派や中央アジアのイスラム過激派を封じ込めるのが目的とされる。
 ただ、両国はロシアとともに反米色を強める上海協力機構(SCO)の加盟国であるのに対し、モンゴルは同機構の正式メンバーではないうえ、昨年のブッシュ大統領訪問以来、対米協調姿勢をみせている。今回の中国側の演習が「米蒙連携」の動きを牽制する意図があるのは明らかだ。(情報源:産経新聞平18.8.22)