ユーモア・Humour・Humor・・・?ブラック・ユーモア?
同義的責任分からぬ異邦人 河添恵子(情報源:産経新聞H22.2.11 40x40) 政界と角界のゴールの見えないマラソン大会に、ひとまず決着がついた。「政治とカネ」「横綱と晶格」という灰色のゼッケンを背中に走る政界・角界を代表する小沢一郎・朝青龍の"両選手"は、「参院選」「興行」という黄金の看板を盾に"ゴーマン走"を披露。双方の得意技は「シラをきる」らしい。 周辺も奇々怪々。民主党議員の大半は金正日サマも真っ青の小沢独裁政権下で、石川知裕議員ら3人が起訴されても沈黙を決め込み、相撲協会の対応も歯切れが悪いまま後手、後手に。高砂親方は威厳ゼロだし、泥酔したりと親方自ら品格⇒貧格コース。が、朝青龍の引退表明で角界は先にゴールヘ。度重なる不祥事に、理事会で「解雇か引退か」と迫られ観念したようだが、国技ウンヌン以前にこれぞ健全な日本社会というもの。 ただ、朝清龍を少し擁護すると、モンゴル人のDNAー大草原を馬で駆けめぐる遊牧民ーにとって大切なのは五畜(羊・牛・馬・ヤギ・ラクダ)だ。100匹のヤギがいて、どれが親子か、どれが自分の飼っているヤギか、遊牧民の子供なら分かる。とりわけ野性的モンゴル人力士にとって動物・自然界のオキテは心地良くても、日本・人間界のしきたりにはなじめなかったのだろう。 一方の政界といえば、コテコテの日本人社会のはずなのに、なぜか宇宙人を筆頭に「道義的責任」すら分からない異邦人がウヨゥヨ。しかも、日本の未来を担うまじめな若者たち、純粋無垢な少年少女らに「金が一番。不動産が二番。ウソも百回言えば本当になる」-と伝授したいらしい。ちなみにこの小沢流"品格なき"処世術"、ご本人が信奉する中国共産党幹部の二番せんじなんだけどね。 それから鳩山由紀夫首相へ。「いのち、いのち」って声を裏返して”劇団ひとり”状態だったけれど、そんなに「いのちを守りたい」なら、ユニセフか世界保健機関(WHO)、もしくは国際協力機構(JICA)への転職をお勧めしたい。(ノンフィクション作家) |